突然耳が聞こえなくなった! 突発性難聴の症状・原因・治療方法

突然耳が聞こえなくなった! 突発性難聴の症状・原因・治療方法

こんな医療記事、見たことない!
この記事は、日本一分かりやすい突発性難聴のコンテンツを目指して作成しています。一般の方には必要ない専門的な情報を省き、図やイラストを多用することで、サッと読むだけ(赤太字だけを読めば、1~2分で概略が分かる。)でも理解できるようにしました。医師監修のもと、信頼性の高い情報のみを取り上げています。

突発性難聴が原因で耳鳴りがする

る日目覚めたら突然片方の耳が聞こえない。急に耳の聞こえが悪くなった。このような症状が現れている場合、突発性難聴が疑われます。

突発性難聴は、早期の段階で正しい治療をすれば、かなりの確率で改善します。しかし、2週間以上経過した場合、聴力が回復が非常に困難となるため、注意が必要です。

この記事では、突発性難聴症状原因治療方法について、イラストや図を使って分かりやすく解説します。

突発性難聴とは

突発性難聴とは、突然耳の聞こえが悪くなる病気のことです。通常は片耳だけに症状が現れます。

  • 診断基準は高度の感音難聴(内耳や聴神経の障害で起こる難聴)とされているが、原因不明の場合は軽度でも突発性難聴と診断されることが多い。
  • 目まいやふらつき、吐き気などを伴うこともある。
突発性難聴

突発性難聴になりやすい人

かかりやすい人

中高年の男性

世代にかかわらず発症する病気ですが、特に働き盛りの中高年男性の割合が高くなっています。

突発性難聴の症状

症状一覧

突発性難聴によって現れる症状を一覧できるように図にしました。

突発性難聴の症状

症状の現れ方

突発性難聴の症状の現れ方を順を追って説明します。

症状

症状の推移

難聴や耳鳴り・耳閉感が起こる

何らかの影響で内耳(内耳を図で見る)にある蝸牛(蝸牛を図で見る)に障害が及び、突然、難聴が起こります。多くの場合は片耳のみに起こり、両耳同時に現れることはまれです。難聴の前後に、耳鳴りや耳閉感を伴うこともあります。

目まいが起こる

障害が前庭(前庭を図で見る)や半規管(半規管を図で見る)に及んだ場合、目まいなどの症状が現れることもあります。

吐き気や嘔吐

目まいとともに、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

関連する病気

聴神経腫瘍・メニエール病・低音障害型感音難聴

突発性難聴の原因

突発性難聴の原因は現在のところ解明されていません。有力な説として、以下のようなものがあります。

原因

内耳の循環機能障害

内耳(内耳を図で見る)の循環機能に障害が起こることで栄養が十分に行き渡らず、症状が起こるとみられています。

or

内耳のウイルス感染

内耳のウイルス感染が難聴に関与しているという説もあります。

or

ストレスや過労

睡眠不足など、ストレスや過労によって難聴が誘発されるという考え方もあります。

突発性難聴の検査・診断方法

突発性難聴が疑われる場合、難聴の原因がどこにあるのかを突き止めることが重要です。病院で行われる検査・診断方法を紹介します。

診断

問診

症状について聞いていきます。聴力の悪化や改善を繰り返す場合には、突発性難聴ではなく、メニエール病が疑われます。

純音聴力検査

ヘッドホンからさまざまな周波数帯の音をさまざまな強弱で流し、聞こえを調べる検査です。低い周波数だけが極端に聞こえづらい場合には、低音障害型感音難聴の可能性も考えながら診察します。

plus

聴力検査・平衡機能検査

場合によっては、精密な聴力検査や内耳障害を確かめるための平衡機能検査を行うこともあります。

plus

MRI画像診断

聴神経腫瘍でも突発的な難聴を伴うことがあるため、MRIによる画像診断を行うこともあります。

突発性難聴の治療方法

突発性難聴の治療は、薬剤などによる保存療法が基本となります。難聴の症状を改善するためには、早期に治療を始めることが大切です。

保存療法

多剤併用療法

副腎皮質ステロイド薬・循環改善薬・ビタミン薬などの薬剤が用いられます。

or

入院して安静を保つ

過労やストレスも原因の一つと考えられているため、安静のために入院を勧めることもあります。

or

神経ブロック

内耳(内耳を図で見る)の血行をよくするために、首の付け根や喉の近くにある星状神経節に神経ブロック注射を打つこともあります。

or

高気圧酸素療法

2倍以上に圧力を高めた環境下でマスクから酸素を吸入し、耳や脳への酸素供給を高める治療法です。内耳の血流障害を改善する目的で行われます。

まとめ(病気に気付いたら)

病気に気付いたら

放っておくと

発症から2週間以内に治療をしなければ聴力の回復が難しくなります。

症状に気付いたら

心身の疲労をさけ、しっかりと休息をとることが大切です。遅くても発症から2週間以内には耳鼻咽喉科で診断を受け、早期に治療を開始するようにしましょう。